マラソンはお金がかからないスポーツである(ウソその2)

大会参加費も、決してバカになりません。

日々ただ走るだけでは面白みに欠けるので、目標をもって走りたい──そう考えると、大会に出て他のランナーとタイムを競い合いたくなるのは自然なことです。

しかし開催地によっては、同じフルマラソンでも参加費がかなり変わります。

ざっくり言えば、

  • 都市型マラソン:高い
  • 地方型マラソン:安い

都市型マラソンが高い理由は、警備や運営スタッフの確保、大人数の参加者に対応するための給水・給食準備などでしょう。もちろん、ボランティアの方々の協力も欠かせません。東京マラソンだと、銀座など普段車でにぎわっているところを封鎖するのだから、関係者の協力に感謝するばかりです。

地方型でも高額な大会はありますが、完走メダルや特別な給食が無い分、比較的安いところもあります。

近年はこうした運営コストの影響か、全体的に参加費が高くなる傾向があります。私もフルマラソンの参加費は「こんなものだろう」と思っていましたが、他人に話したら「高い!」と驚かれたことがあります。

さらに、自宅から遠方の大会に出る場合は、交通費・宿泊費・食事代などが加わり、総額はさらに膨らみます。

それでも、普段走れない土地を駆け抜ける魅力は、やはり抗いがたいのです。