こんにちは。50代ランナーひろいちです。
2025年11月16日、神戸マラソン2025を走ってきました。
今回の神戸マラソンには、これまでとは少し違った楽しみがありました。
2025年大会からコースが大きく変更されたからです。阪神高速に入るあの「激坂」が無くなりました。
私は変更前の神戸マラソンも走った経験があるため、「新しいコースは実際に走るとどう変わったのだろう?」という興味がありました。
そこで今回は、新しくなった神戸マラソンを実際に走ってみたいと思い、出場しました。
ところが、大会当日までの状況は、決して順調ではありませんでした。
大会を申し込んだ時点では特にケガはなかったのですが、その後に右足首を負傷。
思うように練習できなくなり、自分でも明らかな練習不足を感じた状態で本番を迎えることになりました。
そのため、当初の目標を変更し、今回はサブ4.5を目標にしました。
レース序盤は、
「まだ大丈夫」
と思っていました。
しかし、途中で旧コースを知っていたことが逆に仇となり、折り返し地点の位置に戸惑う場面も。
そして30kmを過ぎると、右足首の痛みに加えて、練習不足によるスタミナ不足も感じるようになりました。
今回、自己ベストを狙えると思った瞬間はありません。
とにかく、
「右足首を悪化させず、無事に42.195kmを走り切りたい」
という気持ちでした。
結果は、
グロスタイム4時間59分18秒、ネットタイム4時間52分16秒。
目標としていたサブ4.5には届きませんでしたが、なんとか完走することができました。
今回の記事では、新コースの特徴だけでなく、右足首を負傷し、練習不足の状態で神戸マラソンを走った50代ランナーのリアルな体験を振り返ります。
※ランニングアイテムや遠征費はすべて自費で払っています。
実体験に基づいた一次情報をお届けします
神戸マラソン2025に出場した理由と今回の目標
今回、神戸マラソンに出場した一番の理由は、
新しくなったコースを実際に走ってみたかったからです。
神戸マラソンは2025年からコースが大きく変更されました。
以前のコースを知っている私にとっては、
「いったいどんなコースになったのだろう?」
という興味がありました。
特に、これまで終盤の大きな特徴だった阪神高速道路のコースがなくなったことは、大きな変更点です。
実際に走って、新コースがどう変わったのかを自分の脚で確かめてみたいと思いました。
今回の目標はサブ4.5
ただし、大会当日を迎えるころには、状況が変わっていました。
大会に申し込んだときは特にケガをしていませんでした。
ところが、その後に右足首を負傷。
思うように練習ができなくなり、自分でも練習不足を自覚していました。
そこで、当初よりも目標を下げ、
サブ4.5
を目標にしました。
今回については、自己ベストを狙うというよりも、まずは右足首を悪化させずに42.195kmを走り切ることを優先しました。
大会概要(2025年実績)
| 開催日 | 2025年11月16日(日) |
| スタート時間 | 9時00分:第1ウエーブスタート 9時15分:第2ウエーブスタート |
| 制限時間 | 7時間 |
| 定員 | 20,000人 |
| スタート地点 | 三ノ宮付近 |
| ゴール地点 | 神戸ハーバーランド付近(2025年から新ゴール!) |
神戸マラソンは2万人規模の大きな大会です。
制限時間は7時間なので、完走を目指すランナーにも挑戦しやすい大会だと思います。
一方で、参加人数が多いため、スタート直後などはかなり混雑します。
このレースに向いている人・おすすめな人
シリアスランナー(記録狙い)
コース全体がフラットになったため、タイム狙いのランナーにも非常におすすめできます。
ただし、当日の天候によっては、海沿い区間の強風に注意が必要です。
エンジョイランナー(完走狙い)
制限時間が「7時間」と非常に緩やかで初心者向きです。
ただし「第2ウェーブ(9:15スタート)」の方は注意!15分遅れてスタートする分、後方の関門閉鎖時間が厳しく感じられるケースがあります。
実際、大会終了後にはこの「15分のタイムラグ」で関門アウトになってしまったランナーの声も聞かれました。
新しくなった神戸マラソンのコースを走ってみた
2025年大会から大きく変わった神戸マラソン。
実際に走って感じた変更点は、大きく3つありました。
阪神高速道路の激坂がなくなった
以前の神戸マラソンでは、終盤の阪神高速道路を走る区間が大きな特徴でした。
今回の新コースでは、その区間がなくなりました。
そのため、以前のコースと比較すると、終盤の大きなアップダウンがなくなり、走りやすくなったと感じます。
ただし、
「高速道路の激坂がなくなった=楽な大会」
というわけではありませんでした。
実際に走ってみると、別のところで精神的なきつさを感じました。
明石海峡大橋と海沿いの景色は健在
神戸マラソンの大きな魅力の一つが、海沿いを走るコースです。
明石海峡大橋の近くを走る区間は、実際に走ってみても非常に印象に残りました。
特に橋の下を通過する瞬間は、
「神戸マラソンに出て本当に良かった」
と思えるほどでした。
今回は幸いにも無風でしたが、海沿いなので、風が強い日は注意した方がよさそうです。
新コースで私が戸惑った「折り返し地点」
今回、実際に走ってみて一番戸惑ったのが、折り返し地点の位置です。
私は旧コースを知っていました。
そのため、
「そろそろ折り返しが来るはず」
と、以前のコースの感覚が頭の中に残っていました。
ところが、実際には折り返し地点が以前より遠くなっています。
20km付近になっても、
「あれ?まだ折り返さないの?」
という感覚になりました。
これは、新コースを初めて走る人よりも、むしろ旧コースを知っている私の方が戸惑った部分かもしれません。
以前の神戸マラソンを走ったことがある方ほど、過去の記憶に頼らず、事前に新コースを確認しておいた方がいい。
実際に走って、そう感じました。
旅ラン前日~大会当日
前日:KOBE MARATHON EXPO
前年は体調不良でDNS(出走辞退)となってしまったため、私にとって神戸マラソンは念願の大会でもありました。
前日はポートアイランドのEXPO会場で受付。
会場にはアシックスをはじめ、スポーツメーカーなどのブースが並んでいます。
こうした大会前の雰囲気を味わうと、自然と気持ちも高まってきます。

今回は運よくスタート地点近くの三ノ宮駅付近に宿を取ることができました。
ただ、大通りに面していたため、夜間も多少車の音が聞こえました。
音が気になる方は、耳栓などを準備しておくと安心かもしれません。
大会当日
大会当日は、三ノ宮駅近くのホテルから徒歩で会場へ向かいました。
身支度を整え、手荷物を預けてスタートブロックへ。



大会当日の緊張感が徐々に高まってきます。
神戸名物・黄色い軍手のセレモニー
スタート前には、神戸マラソンならではのセレモニーがあります。
黄色い軍手を掲げる光景です。
阪神・淡路大震災からの復興の象徴でもある「ひまわり」を表す黄色い手袋を、ランナー全員で掲げます。


ランナー全員の気持ちが一つになるような、非常に印象的な瞬間でした。
そして、いよいよ号砲。
神戸マラソン2025がスタートしました。
神戸マラソン2025 実走レポート
【序盤 0〜10km】「まだ大丈夫」と思っていた
スタート直後から10km付近までは、とにかくランナーが密集しています。
かなりの混雑です。
右足首を負傷していた私は、無理をしないように走るつもりでした。
しかし、混雑が少しずつばらけてきたところで、私は焦ってしまいました。
そして、
想定以上のオーバーペースで走ってしまったのです。
これが後半に響くことになります。
そのときはまだ、
「まだ大丈夫」
と思っていました。
右足首にも不安はありましたが、ここでは大きな問題を感じていませんでした。
ところが、後から考えると、練習不足の状態でのオーバーペースは、決して良い判断ではありませんでした。
【中盤 10km~20km】明石海峡大橋と美しい海
10kmを過ぎると、海が見えてきます。
ここは神戸マラソンの中でも特に楽しみにしていた区間です。
明石海峡大橋の下を通過する瞬間は、本当に素晴らしい景色でした。

「神戸マラソンに出て良かった」
そう思える場所です。
この日は幸い無風で、比較的走りやすいコンディションでした。
ただし、海沿いのため、強い風が吹く日はまた違った印象になると思います。
【中盤 20km~30km】旧コースを知っていたことが仇に
20km付近になると、少しずつ違和感を覚えるようになりました。
「まだ折り返し地点が来ない……」
旧コースを知っていた私は、以前のコースの距離感を頭の中で思い描いていました。
しかし、新コースでは折り返し地点の位置が変わっています。
以前の記憶があったため、
「そろそろ折り返すはず」
と思いながら走っていたのですが、なかなか折り返しが来ません。
これが精神的にきつく感じました。
新コースを走る場合、過去の記憶ではなく、現在のコースそのものを頭に入れておくことが大切だと実感しました。
【終盤 30km~ゴール】右足首の痛みと単調な景色
30kmを過ぎるころになると、右足首の痛みがはっきりとつらくなってきました。
そして、もう一つ精神的にきつかったのが、
景色の代わり映えのなさ
です。
35km以降は華やかな市街地から一転して、工業地帯を走る区間があります。
マラソンの30km以降は、それだけでも身体的にきつくなります。
そこに右足首の痛み。
さらに、景色が大きく変わらない。
この組み合わせは、かなり精神的に堪えました。
「まだここを走っているのか」
と思ってしまうような感覚です。
新コースでは高速道路の激坂がなくなりました。
これは確かに大きなメリットです。
しかし、私自身は30km以降、
「坂がないから楽」という感覚にはなりませんでした。
練習不足によるスタミナ切れと右足首の痛みが、じわじわと身体を削っていきます。
今回のレースでは、
「今日は自己ベストを出せる」
と思った瞬間はありませんでした。
そもそも大会前から右足首を負傷しており、練習不足も自覚していました。
この日の優先順位は、
記録ではなく、無事に完走すること。
右足首をこれ以上悪化させず、42.195kmを走り切る。
それが一番の目標になっていました。
最後は神戸の繁華街に戻り、沿道からの声援を受けながら、なんとか新ゴール地点のハーバーランドまでたどり着きました。


ゴールした瞬間、最初に思ったこと
フィニッシュした瞬間に最初に思ったのは、
「完走できて良かった」
ということでした。
自己ベストでもありません。
サブ4でもありません。
目標だったサブ4.5にも届きませんでした。
それでも、この状態で42.195kmを走り切れたことに、まずホッとしました。
前年は体調不良でDNSだったこともあり、今回は無事にスタートラインに立って、最後まで走り切れたこと自体に意味があったと思います。
新ゴール後の注意点|手荷物返却までが意外と長い
新しくなったハーバーランドのゴールですが、フィニッシュしてから手荷物を受け取るまでの歩行距離が、かなり長く感じられました。
フルマラソンを走り終えた直後の脚には、なかなかの試練です。
次回参加する方は、
「ゴールしたら、すぐにホテルや駅に行けるわけではない」
くらいに考えておいた方がいいと思います。
レース結果と勝負ギア
私の神戸マラソン2025の公式記録です。
タイム結果
- グロスタイム:4時間59分18秒
- ネットタイム:4時間52分16秒
- 男女総合順位:12,120位 / 19,779人中
- 年代別順位:1,135位 / 1,913人中(男子55~59歳の部)
- 完走率:約96.0%
目標はサブ4.5でした。
結果は、
4時間52分16秒。
目標には届きませんでした。
ただ、右足首を負傷し、練習不足を自覚していた状態を考えると、まずは完走できたことを良しとしたいと思います。
神戸マラソン2025 完走メダル

港町・神戸らしさを感じる素敵なデザインのメダルでした。
前年はDNSだっただけに、今回はこのメダルを手にすることができたことも嬉しかったです。
今回投入した勝負シューズ:ミズノ ネオビスタ(初代)
今回の勝負シューズには、ミズノ ネオビスタ(初代)を使用しました。


日々のジョグからスピード練習まで幅広く使っていたシューズです。
ただ、今回のレースでは反省点もあります。
十分な練習をしてシューズを履き慣らさないまま、本番に投入してしまいました。
さらに、大会当日は右足首の状態も万全ではありません。
終盤になって脚力がなくなってくると、シューズの柔らかさに対して自分の脚がついていかない感覚がありました。
クッション性が高いシューズでも、疲労した状態では、それを支えるための脚力や慣れが必要なのだと実感しました。
今回の経験から、大会本番で使うシューズは、事前の練習で十分に慣らしておくことが大切だと改めて感じました。
なぜ後半に失速したのか?50代ランナーの振り返り
今回のレースを振り返ると、後半に失速した理由はいくつかあります。
①右足首を負傷していた
一番大きかったのは、やはりこれです。
大会を申し込んだ時点では右足首に問題はありませんでした。
しかし、その後に負傷。
思うように練習ができなくなりました。
フルマラソンを走るための準備が十分ではないことは、自分でも分かっていました。
②練習不足
そして、その練習不足が42.195kmを走ったことで明確になりました。
今回のタイム、
ネット4時間52分16秒。
この数字を見て私が感じたのは、
「右足首の負傷による練習不足が、数値化された」
ということです。
マラソンは本番だけで何とかするものではありません。
大会までにどれだけ走ってきたのか。
その準備が、長い距離になればなるほど結果に出てくる。
今回は、それを身をもって感じるレースになりました。
③序盤のオーバーペース
もう一つ反省しているのが、序盤の走りです。
最初の10km付近で、混雑がばらけたところから、焦って予定以上のペースで走ってしまいました。
そのときは、
「まだ大丈夫」
と思っていました。
しかし、右足首を負傷していて練習不足だった自分にとっては、結果的に無理のあるペースだったのでしょう。
30km以降になって、そのツケが回ってきました。
ゴール後の身体の状態
ゴール後は、筋肉痛もありました。
しかし、それ以上に気になったのが、
右足首の痛みです。
筋肉痛よりも右足首の痛みの方がひどく、
「やはり無理をして走ったんだな」
と感じました。
完走できたことにはホッとしましたが、身体の状態を考えると、今回のレースをきっかけに今後の走り方を見直す必要があるとも感じました。
次に神戸マラソンを走るなら
今回の神戸マラソンを終えて、次にやるべきことは非常に明確です。
とにかく右足首の負傷を治す。
これが一番です。
練習不足を取り戻そうとして、焦って走り込んでも仕方ありません。
まずは身体を戻す。
そのうえで、フルマラソンを走り切れるだけの練習をもう一度積み上げたいと思います。
そして、次に神戸マラソンを走る機会があれば、今回の経験を生かして、序盤から無理をしないこと。
旧コースの記憶に頼らず、新しいコースを事前にしっかり確認すること。
そして、大会本番で使用するシューズは、十分に履き慣らしておくこと。
この3点は忘れないようにしたいと思います。
まとめ:新コースの神戸マラソンを走って感じたこと
2025年から新しくなった神戸マラソンを、実際に走ってみました。
阪神高速道路の激坂がなくなり、以前よりも走りやすくなった部分は確かにあります。
一方で、実際に走ってみると、
- 新しくなった折り返し地点に戸惑った
- 30km以降の右足首の痛みがきつかった
- 練習不足によるスタミナ切れを感じた
- 35km以降の単調な景色が精神的にきつかった
- ゴール後の手荷物返却までの歩行が長く感じた
など、実際に走ったからこそ分かったこともありました。
そして私自身は、
グロス4時間59分18秒、ネット4時間52分16秒。
サブ4.5という目標には届きませんでした。
しかし、この結果を単純に「遅かった」とは考えていません。
右足首の負傷によって練習不足になり、その状態が42.195kmを走った結果として、4時間52分16秒という数字に表れたのだと思っています。
今回の神戸マラソンで一番大切だったのは、自己ベストを狙うことではありませんでした。
負傷を抱えた状態でも、無事に42.195kmを走り切ること。
それを達成できたことには、素直にホッとしています。
そして次にやることも明確です。
まず右足首をしっかり治す。
そのうえで、また練習を積み重ねていきたいと思います。
明石海峡大橋を眺めながら走った景色や、沿道からの声援は非常に印象に残りました。
新しくなった神戸マラソンは、旧コースを知っている私にとっても新鮮な大会でした。
次に走るときは、今回の反省を生かして、もう少し余裕を持って42.195kmを楽しみたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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参考サイト
※大会情報は大会公式サイトを参考にしています。


