「静岡マラソンはフラットで初心者でも走りやすいって本当?」 「サブ5や完走を目指す場合、どんなコース注意点がある?」
そう思ってエントリーを考えていませんか? 確かに静岡マラソンは高低差が少なく、記録を狙いやすい大会と言われています。しかし、実際に走ってみると「油断すると後半に一激で失速する見えにくい罠」がいくつも潜んでいます。
私は今回で3回目の静岡マラソン出場となりましたが、結果はネットタイム4時間53分50秒。
実は、「5週連続フルマラソンの4戦目」かつ「前々回に痛めた膝が未回復」という無謀なスケジュールで挑んだ結果、後半に大失速する苦いレースとなりました。
今回は、50代市民ランナーである私のリアルな大失敗レースをベースに、コースの隠れた難所、エイドの注意点、そして身をもって学んだ「大会スケジュールの重要性」を徹底的に解説します!
静岡マラソン2026 大会概要
まずは大会の基本情報を整理しておきます。
| 開催日 | 2026年3月8日(日) |
| スタート時間 | 8時20分 |
| 制限時間 | 6時間 |
| 定員 | 12,000人 |
| 参加費 | 国内居住者: 16,000円(税込) 海外居住者: 23,000円(税込) ※別途、エントリー手数料(参加料の6.0%)が必要です。 |
| スタート地点 | 静岡市中心部 |
| ゴール地点 | JR清水駅前 |
セキュリティチェックは東京マラソン等と比べると比較的緩やかで、スタート前は家族や知人も会場内に入って応援できる、非常に温かい雰囲気の大会です。
実際に走ってわかった!静岡マラソン「4つの隠れた難所」
フラットと言われる静岡マラソンですが、3回走ったからこそ断言できる「絶対に油断してはいけないポイント」が4つあります。
① 15km付近:河川敷入口の「大渋滞と減速前提」
15km付近で安倍川の河川敷に入りますが、ここから急激に道幅が狭くなります。 周囲のランナーと接触するリスクが高まるため、ここは「無理に抜こうとしない」のが鉄則です。安全第一で、一歩引いて周りに合わせることで無駄な体力消耗を防げます。
② ハーフ以降:地味に脚を削る「路面の傾斜(バンク)」
ハーフを過ぎたあたりから、路面が左右に傾斜(バンク)している区間が目立つようになります。 高低差はなくても、左右のバランスが崩れるため足首や膝への負担がじわじわ蓄積します。自分の走る位置を調整し、重心がブレないよう意識が必要です。
③ 25km〜:風次第で天国にも地獄にもなる「海岸線」
駿河湾沿いに出る区間は、天気が良ければ美しい富士山を右手に望めるボーナスステージです。しかし、向かい風になった瞬間に難易度が激変します。 もし強風が吹いていたら、絶対に風に逆らってペースを上げようとせず、他のランナーを風よけにするくらいの気持ちで体力を温存してください。
④ 30km以降:精神が削られる「単調な市街地」
海沿い区間が終わると、ゴールのある清水の街中を走りますが、ここが非常に単調です。
景色の変化が少なく、応援もばらけるため、疲れ切ったメンタルに一番堪える区間です。ここで集中力を切らしてガクッと歩き出してしまうランナーが後を絶ちません。
【実走レポート】4連続の疲労と膝の痛みに耐えた42.195km
昨年は体調不良で直前に無念のDNS(不参加)。リベンジを誓った今回は、京都マラソンで痛めた膝が完治しきらない状態、おまけに「4週連続フルマラソンの4戦目」という超過酷な足の状態でスタートラインに立ちました。
【スタート〜20km】富士山に見守られて順調な滑り出し
序盤は非常に気持ちよく走れました。3月の静岡は天候が安定していれば暖かく、Tシャツに短パン1枚で十分な気候。
身支度を整え、スタートブロックに並ぶと、4連続目かーと頭がぼぅっとしてきました。

15kmの狭い河川敷への進入も、事前の知識があったため落ち着いてクリア。河川敷からは美しい富士山が綺麗に見え、スマホで写真を撮る心の余裕がまだありました。

【20km〜30km】膝の異変と、初の名物エイド満喫
ハーフ地点を過ぎたあたりで、目標タイムに対してやや遅れていることに焦りが出始めます。 しかし同時に、京都マラソンで痛めた膝が「ピキッ」と悲鳴を上げ始めました。「あ、これは無理をしたら終わる。今日は完走狙いに切り替えよう」と頭を切り替えます。
せっかく完走狙いにするならと、過去2回はスルーしていた「静岡おでん」と「清水すじカレー」のメガエイドに初めて立ち寄りました!
温かい出汁が染みたおでんと、コクのあるカレーは疲れた体に最高のご馳走で、塩分補給としても完璧でした。
名物エイドの注意点
美味しいからといって食べすぎると胃がもたれて後半走れなくなります。また、エイドにある「安倍川もち」は本当に美味しいですが、口の中の水分が全て持っていかれます(笑)。必ず給水(水やスポーツドリンク)を一緒に持って口に運んでください。

海沿い区間が始まるころにはすでに失速していました。
【30km〜フィニッシュ】終わらない単調な道、ノヴァブラスト5に救われる
30kmを過ぎて海沿いから街中へ戻る頃には、スケジュール的な疲労(4週連続の蓄積)が一気に噴き出し、完全なスタミナ切れで大失速モードへ。景色も単調になり、ゴールの清水駅が果てしなく遠く感じました。
ボロボロになりながらも、なんとかネット4時間53分50秒でフィニッシュ。完走メダルを首にかけた時は、タイム以上の達成感と安堵感がありました。
今回、後半にこれだけ大失速したにもかかわらず、膝の痛みが大爆発しなかったのは、間違いなく当日に履いていたシューズ「アシックス・ノヴァブラスト5」のクッション性のおかげです。後半のヘロヘロな着地衝撃を、この厚底が最後まで吸収して守ってくれました。
▶ 使用シューズ(ノヴァブラスト5)の詳細レビューはこちら
静岡マラソン2026 結果
- グロスタイム:4時間57分01秒
- ネットタイム:4時間53分50秒
- 年代別順位:7773位/11578人中(マラソン総合男子)
- 完走率:約90%
50代ランナーが静岡マラソンで大失速した「3つの失敗」と改善策
今回のレースを通じて、私が痛感した反省点と今後の改善策を共有します。同じ50代ランナーの皆さん、ぜひ反面教師にしてください。
失敗1:大会スケジュールの詰め込みすぎ
いくら走るのが楽しいからといって、50代で「4週連続フルマラソン(結果的にこの後5週連続まで達成)」は明らかに過密すぎました。 筋力や内臓の疲労が全く抜けておらず、スタート時点でスタミナが空っぽでした。
【改善策】 来シーズンは本命レースをカレンダーの中心に据え、レース間隔は最低でも「3週間〜1ヶ月」はあけて超回復の時間を確保します。詰め込む場合は、どこかを完全に「調整(捨てレース)」としてスロージョグに徹します。
失敗2:30km以降の圧倒的なスタミナ不足
5大会連続で、すべて30km手前で完全に足が止まる「30kmの壁」に見事に激突しました。
【改善策】 スピード練習よりも、週末に「2時間〜3時間」を一定の低ペースでじっくり動き続けるLSD(ロング・スロー・ディスタンス)の練習を週1回必ず取り入れ、根本的な足のスタミナ(毛細血管の発達)を土台から作り直します。
失敗3:コースの「知っている経験」への過信
3回目の出場ゆえに「どこに何があるか、コースを全部知っている」という心の余裕が、逆に「前半のペース管理の甘さ」に繋がり、序盤のオーバーペースを招きました。
【改善策】 どんなに慣れたコースでも、当日の体調(今回は4連戦の疲労+膝痛)と対話し、その日の体調に見合ったリアルなペース設定を徹底します。
まとめ:静岡マラソンは「走りやすいが、油断すると失速する」

静岡マラソンは、富士山を眺めながら美味しい地元の給食を楽しめる、本当に素晴らしい大会です。
コース自体はフラットですが、
- 15km付近の急な道幅減少
- 地味に脚を削る路面の傾斜
- 駿河湾沿いの海風
- 後半の単調な直線コース
という「見えにくい罠」があるため、「前半をいかに抑えて貯金を作ろうとしないか」が完走・記録更新の最大のカギになります。
天候(風と日差し)によって難易度がガラリと変わる大会ですので、事前の気象チェックを怠らずに準備をしてください。皆さんの静岡マラソン挑戦が素晴らしいものになることを応援しています!す。


※体調が万全でない場合は無理に出走せず、DNSも選択肢として検討してください。
静岡マラソン 次回参加者へのアドバイス
- 気候に要注意。このところの2月3月は天気が読めません。風と日差しに注意してください。
- 給水・給食の位置を事前に確認しておくと安心です。
- 静岡名物のエイドが多く用意されているので、そこで楽しむぐらいの余裕を持つのもあり。
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使用シューズ
実際にこの大会で使用したシューズはこちらです。







