こんにちは。50代ランナーひろいちです。
ミズノのフラッグシップモデル、ウエーブリベリオンプロシリーズ、その3代目のレビューです。
今作は「爆発的なスピード」よりも「圧倒的な軽さと、ラクに勝手に前へ転がる推進力」を追求した超個性派シューズです。
しかし、実際のレースで42.195kmを走ったからこそ分かった、カタログスペックには載っていない「構造上の落とし穴」や「履きこなしのコツ」もありました。良かった点だけでなく、気になったデメリットも正直にまとめます!


なぜウエーブリベリオンプロ3をおすすめするのか、逆にどんな人に向かないのか
おすすめできる人
- 自然なミッドフット〜フォアフット着地を身につけたい人
- 硬いカーボンシューズで過去に足を痛めたことがある人
- サブ4以上の脚力があり、最後までフォームを綺麗に維持できる人
- ピッチを重視し、「ラクに、一定のペースで巡航する」のが得意な人
あまり向かないかもしれない人
- かかと着地(ヒールストライク)が強い人
- フルマラソンの後半で毎回フォームがバラバラに崩れてしまう人
- 厚底レーシングを初めて履く初心者の人
- 地面を力強く「蹴る」ことで推進力を得るパワフルな走法の人
この個性的なかかと形状になじまない人は、ミズノだと最新コンセプトの「ハイパーワープ」シリーズか「ネオビスタ」シリーズをおすすめします。
ウエーブリベリオンプロ3を実際に履いて走ってみた
実際に私がこの『ウエーブリベリオンプロ3』を履いて、石垣島マラソン2026を走りました。
- 実走距離:約62km(練習20km+フルマラソン1本)
- 使用期間:2026年1月使用開始
- 主な走行ペース:5:30〜6:30/km
- 使用した大会:石垣島マラソン(2026年)
- 大会結果:4時間23分23秒(石垣島マラソン2026)
実際の走行感:以下参照
まず履いてみた
私の足のサイズは通常27.5cmで、2Eでちょうど合うか、少し窮屈なシューズがあるぐらいです。
ウエーブリベリオンプロ3を履いてみたところ、初代、2代目と比べて、ミッドソールが少し柔らかくなったかなと感じました。足のフィット感は良好です。
かかとはこのシリーズで経験した「走っているうちにかかとがずれる」気がしました。











【練習ラン】これまで約20km走ってみた感想(ペース・走り心地)
いつもの河川敷での練習ラン(10km)に投入。私の場合、ソール形状の特性から、自然とフォアフットまたはミッドフット寄りの着地になりました。
キロ5分台前半のペースで走ると、努力感をほとんど感じずに「脚が勝手に回転する」ような自然の転がり感を体験できました。ソールの沈み込みが柔らかく感じられ、地面を強く蹴らなくても前に進む感覚がありました。そのためか、10km走り終えたあとの膝や前腿の疲労感は驚くほど少なかったです。
【大会ラン】レースで使ってみて分かったリアルな評価
練習での好感触を持って、石垣島マラソン2026(アップダウンと向かい風がキツイ過酷なコース)の本番に投入しました。
序盤〜ハーフ通過までは非常に快適で、「これは素晴らしい相棒だ」と実感しながら順調にペースを刻めました。しかし、30kmを過ぎたあたりから雲行きが変わります。
脚力が削られて体幹がブレ始めると、柔らかいミッドソールがあだになり、足元が安定しなくなりました。さらに、路面を蹴り出そうとしてもパワーが沈み込みに吸収されてうまく推進力に変えられず、38km地点で大きく失速してしまいました。
「同じシューズで30km走り続けたら感触はどうなる?」「40km走り続けたら?」
10km走っただけとは違うことを思い知らされました。大会で使用するシューズでLSD練習は必要です。
【ミズノスタッフに聞いてみた】ウエーブリベリオンプロ3の走らせ方
石垣島マラソン後に疑問が残ったので、そのあとの大阪マラソンのミズノEXPOで、顔馴染みの専門スタッフさんに走り方について直接質問してみました。そこで教えていただいた、私がプロ3を走らせるうえで参考になったポイントがこちらです。
ミズノスタッフさんからのアドバイス
「リベリオンプロ3は、地面を強く『蹴る』シューズではありません。強いロッカー(傾斜)を利用して、路面に足をただ『乗せる』ようにして、重心移動だけで転がしていく走り方が、このシューズには合っています。」
力任せに地面を蹴って走るよりも、ロッカー形状を利用して、足を路面に乗せるように走ったほうが、このシューズの特性を活かしやすいと感じました。特に後半は、脚力が落ちてフォームが崩れると、蹴り出しても思うように推進力につながらず、失速につながりました。
5段階評価
| 項目 | 評価 |
| クッション性 | ★★★★☆ |
| 反発性 | ★★★★☆ |
| 安定性 | ★★★☆☆ |
| 軽さ | ★★★★☆ |
| スピード性能 | ★★★★☆ |
| ロング走 | ★★★★☆ |
| フルマラソン | ★★★★☆ |
| 汎用性 | ★★★☆☆ |
| 耐久性 | ★★★☆☆ |
評価のポイント
- クッション性:これまでのシリーズよりやや柔らかく感じました
- 反発性:上述のとおり、あまり力まかせに走るシューズでは無いようです。
- 安定性:全シリーズに言えるのですが、かかと部分が大きくカットされた形状のため、コーナーやカーブでは注意が必要です
- 汎用性:フラッグシップのため、練習は「大会前の慣らし」で使用した方がよいでしょう
- 耐久性:私はO脚で、かかとの外側からソールが減る傾向があります。私の場合、石垣島マラソン1本でかかと外側の摩耗が目立ち始めました
まとめ:フル1本、練習ラン20km走ってみて
私の石垣島マラソン2026での戦績は、練習不足も祟って「何とかサブ4.5(4時間半切り)」という悔しい結果に終わりましたが、ミズノスタッフに教わった「足を路面に乗せるイメージ」を意識してLSD等の練習を積み重ねれば、次のレースではもっと強力な武器になると確信しています。
この唯一無二デザインと、異次元の転がり感を体験してみたい方は、ぜひ店頭の試着で「かかとの浮いた新感覚」を味わってみてください!
私がウエーブリベリオンプロ3を購入した4つの理由
- 大会会場で履いているランナーを多く見かけ、気になったから
実際のレース現場で多くのランナーが投入している姿を目にし、「今の市民ランナーに選ばれるその真価を自分も体感してみたい」と強く興味を惹かれました。 - 初代「ウエーブリベリオンプロ」からの大きな進化を体験したかったから
過去に初代プロを実際に履いて走った経験があるからこそ、今作(プロ3)でクッション性や扱いやすさがどうアップデートされたのかを自分の足で確かめたいと思いました。 - ミズノが誇る最上位レーシングモデルの「最高の性能」を味わいたかったから
フラッグシップモデル(トップモデル)に詰め込まれたミズノの最新技術(新素材やプレート構造)が、自分の走りにどう影響するのか挑戦してみたいという思いがありました。 - 初代・2代目とも異なる「新形状のカットソール」を検証したかったから
ウエーブリベリオンプロシリーズ最大のアイコンである「かかと形状(スムーズスピードアシスト)」が、今作でさらに変形・進化しています。この独自のソールのカットが実際の走りにどう影響するのかを解明すべく、自費購入を決めました。
コストパフォーマンスは?
ミズノの最上位モデルなので定価は3万円近くしますが、最近ミズノは「ハイパーワープ」シリーズを出してきたので、色の型落ちなどを狙えば思ったより安く購入できます。
耐久性は?
ヒールストライクでO脚の私がフルマラソンを走ったところ、やはりかかと外側が少し減っている感じでした。アッパー部分は問題ないのですが、ハイパフォーマンスモデルなので、ミッドソールのクッション性能次第になります。フルマラソンなら4本は性能を発揮してくれるでしょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
※本記事で使用しているランニングアイテムはすべて自費で購入しています。
掲載内容は実際に使用したうえでの個人の感想です。
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