ミズノの厚底ランニングシューズ「ウエーブリベリオンフラッシュ2」のレビューです。
ランニングアイテムは自費で購入しています。
本記事は実際に使用したうえでの個人の感想です。


ミズノのサブ4〜サブ3向けランニングシューズ「ウエーブリベリオンフラッシュ」シリーズ。 2026年現在、最新版は「3」が出ていますが、型落ちとなって「今、コスパ良く手に入る本格レーシングシューズ」として注目されているのが、今回ご紹介する「2」です。
私はこのシューズを相棒に、昨シーズンのフルマラソンで2回のサブ4を達成、さらに先日の東京マラソン2026でも実走しました。
「エリート向けっぽい独特な形状だけど、本当にサブ4ランナーでも扱える?」 「前作や最新作と比べてどう違う?」
と気になっている方に向けて、自費購入してガチで走り込んだ50代ランナーのリアルな視点から、履き心地やメリット・デメリットを徹底レビューします!
結論:ウエーブリベリオンフラッシュ2は買いか?
結論から言うと、サブ4〜サブ3を目指すランナーには明確に「買い」の一足です。
カーボンほど尖っていませんが、しっかりスピードを出せる万能型シューズ。特に「厚底カーボンシューズは硬すぎて抵抗がある」という人には、非常にバランスの良い選択肢になります。練習から本番まで使える“ちょうどいい一足”といえます。
こんな人には特におすすめ
- ジョグより速いペースで走る時間が長い人
- 厚底カーボンほどの“尖り”は不要だが、反発と軽さは欲しい人
- サブ4〜サブ3を目指すランナーの練習・本番用
向いていない人
- ゆっくりとしたジョグが中心の人
- クッション重視で、接地時の安定性を最優先したい人
- フォアフット(前足部)走法が苦手な人
ウエーブリベリオンフラッシュ2の評価
5段階評価です。
| クッション性 | ★★★★☆ |
| 安定性 | ★★★☆☆ |
| 反発性 | ★★★★★ |
| 推進性 | ★★★★★ |
| フィット性 | ★★★★☆ |
| 軽量性 | ★★★★☆ |
おすすめ用途:テンポ走・ポイント練習・レース
おすすめランナー:サブ4~サブ3目標
上位モデルの「リベリオンプロ」シリーズほど尖っていませんが、ナイロンプレートの程よい反発のおかげで、しっかりとタイムを伸ばせました。総合的に見ると、「反発と推進力を重視しつつも、扱いやすさを残したバランス型シューズ」という評価になります。
ウエーブリベリオンフラッシュ2 概要
ミズノ ウエーブリベリオンフラッシュ2は、初代に比べてかかと部分がプロシリーズ同様の形状(スムーズスピードアシスト)へと劇的に進化しました。
※在庫や価格は時期によって変動するため、最新情報は各ショップでご確認ください。
| 発売日 | 2024年1月19日 |
| 重量 | 約245g(27.0cm・片足) / 約205g(24.5cm・片足) |
| スタックハイト | ヒール:約35mm / フォアフット:約34〜34.5mm(ドロップ:約1mm) |
| サイズ展開 | 22.5~29.0, 30.0cm(※足幅3Eのワイドあり) |
| 価格 | 18,700円(税込)※型落ちのためセール対象の場合あり |
| 購入方法 | ミズノ直営店・オンラインショップ、スポーツ用品店、Amazonなど |








ウエーブリベリオンフラッシュ2の主な特長
軽量高反発フォームとナイロンプレートを組み合わせた「3層構造」により、スピードと安定性を高いレベルで両立させています。
ミッドソールの3層構造(フォーム+プレート+フォーム)
2層のフォーム材の間にプレートを挟んだ構造が最大の特長です。
上層(足に近いトップ層):MIZUNO ENERZY LITE+ レーシングシューズに使われる高性能フォーム。非常に軽量で反発力が高いだけでなく、柔らかい足当たりでスピードに乗りやすい感覚を生み出します。
中間層(プレート):グラスファイバー強化ナイロン カーボンではなく、ガラス繊維で強化されたナイロンプレートを内蔵。カーボンよりも「しなり」がありマイルドな反発のため、扱いやすい設計です。
下層(地面に近いボトム層):MIZUNO ENERZY 上層よりもややマイルドで、適度なクッション性と接地時の安定感を配置。着地の安心感と扱いやすさを支える役割を担っています。
重量とスタックハイト(厚み)
重量は約245g(27.0cm)と、レーシングシューズとしては標準的です。極端な軽さではないものの、その分だけ安定性と扱いやすさがしっかりと確保されています。ドロップ(かかともつま先の高低差)は約1mmと、ほぼフラットな設計です。
耐久性・寿命について
ラバーアウトソールのグリップ力が高く、耐久性はレーシングシューズとしては「標準〜やや良好」です。ただ、柔らかい高反発ミッドソール素材の宿命として、クッションのヘタりはやや早めの印象。レース〜ポイント練習用としてメリハリをつけて使うのが、最も性能を活かせる方法だと感じます。
※あくまで一般的なレーシングシューズ基準
(使い方・体重・接地で大きく変わります)
前作(初代フラッシュ)との違い
前作から今作への進化は、マイナーチェンジではなく「フルモデルチェンジ」と言えるほど劇的です。
- ミッドソール(硬め → バランス型) 前作の「かなり硬めできびきびした乗り味」から、フラッシュ2は「反発+クッションのバランス型」へ。大きな進化を遂げています。
- 走行感(きびきび系 → 転がるロッカー感) 前作の接地して弾く「パチン」系の反発から、厚底+ロッカー構造による「転がるように前へ進む感覚」へ。より現代的なスーパーシューズに近い走り心地です。
- ソール形状(一般的 → 攻めたジオメトリー) 大きめのヒールカット(かかと削り構造)と強めの前足部ロッカーが採用され、明確に前傾を促す“スピード特化”の形状へ。
- コンセプト(独特なトレーナー → プロ系の下位モデル) 前作の「クセが強い独自路線」から、今作は「リベリオンプロ系のトレーニング&レースモデル」へと位置づけが明確になりました。
前作は正直好みが分かれるシューズでしたが、フラッシュ2はクッション・反発・推進力がバランスよくまとまり、格段に完成度が高まっています。
実走レビュー(ジョグ・フルマラソン)
ジョグで使ってみた感想
ナイロンプレートのおかげか、カーボンプレート入りシューズに比べて足馴染みが早く、練習ジョグの段階から良い手ごたえを感じられました。
かかとを大胆にカットしてあるため、着地すると自然とミッド〜フォアフット気味になり、強い推進力を得られます。ペースを落として走ることも可能ですが、やはり本来の性能はある程度スピードを上げた(キロ5分前後〜それ以上)ときに最も発揮されると感じました。
フルマラソンで使ってみた感想
東京マラソン2026で実走しました。
残念ながら2週間前の京都マラソンで痛めたケガが長引き、シューズのポテンシャルを100%発揮させることはできませんでしたが、ミッドソールの十分な厚みのおかげで、鬼門の30km以降もクッションがしっかり残ってくれました。膝へのダメージを最小限に抑えて完走できたのは、このミッドソールのおかげです。
ただ、実際にフルを走ってみて1点だけ気になったフットワークの特性があります。 かかとを大胆に削り落とした独特の構造(スムーズスピードアシスト)のせいか、スタート前にしっかりかかとを合わせて靴紐を結んでいても、走っているうちに遠心力と前傾の推進力で、足がだんだんつま先寄りにズレていく(前に突っ込む)感覚がありました。
対処法としてのポイント: このシューズを履く際は、通常よりも靴紐の最上部(足首に近い側)の穴を使い、アンクルロック(2つの穴を使って輪っかを作る結び方)などで足首周りをガッチリ固定してホールド感を高める対策をおすすめします。
昨シーズンの大会では、このシューズのおかげでサブ4を2回達成できている実績があるので、ポテンシャルは間違いありません。万全の体調でリベンジした際のレビューも、いずれ追記します!
※実際のレース詳細はこちら → 東京マラソン2026完走レポ(実際にこのシューズで走った詳細)
サイズ感
サイズ感は普段選んでいるランニングシューズと同じで問題ありませんでした。足幅は標準的(2E)ですが、幅広ランナー向けにワイドタイプ(3E)も用意されているのがミズノの嬉しいところです。
おすすめランナー
- サブ4〜サブ3を目指している中級ランナー
- カーボンシューズは硬すぎて足が売り切れると感じる人
- テンポ走〜レースペース走を重視している人
どんな練習に向くか
- テンポ走(ペース走)
- ポイント練習(インターバル・ビルドアップ)
- フルマラソン練習・本番レース
ウエーブリベリオンフラッシュ2のメリット・デメリット
最終的なメリットとデメリットのまとめです。
メリット
・反発と推進力が非常に高い
・ナイロンプレートのため足に優しく扱いやすい
・テンポ走からレースまで使える汎用性の高さ
デメリット
・ゆっくりジョグにはややオーバースペック(反発が強すぎる)
・独特なソール形状(ヒールカット)で好みが分かれる
・左右への安定性は万能型(サポート系)シューズに一歩劣る
まとめ
ウエーブリベリオンフラッシュ2は、前作から劇的に進化し、「扱いやすさ」と「スピード性能」を高い次元で両立した完成度の高い一足です。独特の形状から選ぶのに少し勇気がいるかもしれませんが、ハマる人には確実に強い武器になるモデルです。
サブ4〜サブ3を狙うなら、まず試してほしい一足。今なら型落ちで狙い目でもあるため、迷っているなら選んで大きく外すことは少ないモデルだと感じました。
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