本記事は、筆者が実際に「大阪マラソン2025」に出場した情報をもとに執筆しています。ランナー目線でのコース攻略や、運営面のリアルな注意点をお届けします。
2025年2月24日に開催された「大阪マラソン2025」に出場してきました。
実はそのわずか1週間前に走った京都マラソンで、右足裏に大きな「水ぶくれ」ができてしまい、本番直前までまともに走れるか不安だらけの状態。それに加えて、今回本番で履くのはなんと「レース初投入のニューシューズ」、ミズノ ウエーブリベリオンプロ(初代)という、フルマラソンにおいてはタブーとも言える無茶な状況でのスタートでした。
「本当にこの足と靴で、目標のサブ4(4時間切り)を狙えるのか……?」
結果は3時間50分台で見事サブ4を達成!(大阪マラソンでは2回目)。 本記事では、窮地を乗り越えた実体験から見えた「大阪マラソンのコース攻略ポイント」「当日の防寒・エイド対策」、そしてネットでも話題になった「ゴール後、荷物受け取りまでに2時間かかった混雑問題」のリアルな状況と対策を詳しくレポートします。
※ランニングアイテムや遠征費はすべて自費です。
実体験に基づいた本音の一次情報をお届けします。
大会概要(2025年実績)
まずは大会の基本情報です。大阪マラソンは制限時間が7時間と長く、初心者からシリアスランナーまで幅広く楽しめる国内最大規模の都市型マラソンです。
| 開催日 | 2025年2月24日(月・祝) |
| スタート時間 | 9時15分 |
| 制限時間 | 7時間 |
| 定員 | 約32,000人 |
| 参加費 | 16,000円前後(国内一般) |
| スタート / ゴール | 大阪府庁前 / 大阪城公園 |
このレースに向いている人・おすすめな人
超シリアスランナーにおすすめです。
比較的フラットなコースで、記録を狙いやすいです。
エンジョイランナー(完走狙い)にもおすすめです。
制限時間が7時間と長めなので、大阪の名所や沿道の温かい応援、大阪ならではの数々の給食(種類が多い)を楽しみながら走りたい人に最適です。
大阪マラソンのコース特徴と「サブ4視点」の攻略ポイント
大阪マラソンは、大阪城をスタート・ゴールとし、御堂筋、中之島、京セラドーム周辺など、大阪の名所を巡る非常に華やかなコースです。
全体としては超フラット、ただし「折り返し」のメンタル対策が必要
コースの大部分は平坦で、本来は自己ベスト(PB)を狙いやすい高速コースです。しかし、コース設計上「折り返し」が非常に多いのが特徴。
前方を走るランナーの姿が嫌でも目に入るため、サブ4ギリギリのラインにいると「こんなに前に人がいるのか……」と精神的に焦りがちです。周りに惑わされず、手元の時計で自分の1kmラップ(サブ4目安:5分30秒〜40秒/km)を淡々と刻むメンタルが求められます。
【最重要】40km付近、大阪城公園手前の「魔のガード下」
大阪マラソン最大の難所は、疲労が極限に達する40km手前にあります。 大阪城公園へと戻る手前の「ガード下」で、一度急激に下ってから一気に上るV字構造のアップダウンが登場します。ここで足が止まってしまい、サブ4を逃すランナーを何人も目撃しました。
サブ4攻略アドバイス: この坂の手前(35〜39km)では少しだけ余力を残し、坂自体は「歩幅を小さく、ピッチ(足の回転)を上げる」意識で粘りましょう。ここさえ乗り切れば、あとは栄光のゴールまで平坦なウイニングランです。

旅ラン前日~大会当日
エントリーと前日受付(インテックス大阪)
例年7月頃からRUNNETで抽選申し込みが始まります。人気大会のため倍率は高めです。 当選した場合、大会2週間前に届く案内メールから事前登録を行い、前日までに「インテックス大阪」で受付を済ませます。

EXPO会場はスポンサーブースやキッチンカーが並び、お祭り騒ぎで最高に楽しめます!ちなみに2025年の参加賞はインパクト抜群の「キン肉マンTシャツ」でした(普段の練習で着るには少し勇気がいるデザインです笑)。

大会当日
当日は午前3時に起床。朝食をしっかり補給し、ストレッチとウォーキングで身体を起こします。
着替え場所となる「大阪城ホール」はスペースが広く、暖房も効いているため快適に準備ができました。
外に出ると、大阪城が見えて一気にテンションが上がります。 しかしこれが後の悲劇になるとは思いもよりませんでした。

大阪マラソン2025 実走レポート
【序盤 0〜10km】まさかの「小雪」と寒さ

スタートしてしばらく走っていると、まさかの「小雪」が降ってきました。
といっても滑ったり視界が悪くなったりするほどの雪ではなく、普通に走りましたがちょっと驚きでした。
【中盤10km~30km】休養の効果で好調キープ!コース名物の応援とエイドを満喫
いつもなら25km〜30km付近で必ず「30kmの壁」にぶつかり、脚が一気に重くなるのですが、今回は30kmを過ぎてもまだまだ余裕がある状態をキープできました。 1週間前の京都マラソンから無理に走り込まず、しっかりと休養・疲労抜きに専念して臨んだことが大成功だったと感じます。マラソンにおいて「しっかり休むこと」も立派なトレーニングなのだと再認識しました。
また、懸念していた初投入の「ウエーブリベリオンプロ(初代)」も、脚が元気な中盤までは独特なソール形状による強力な反発と推進力を生み出してくれ、スムーズなペース維持(キロ5分30秒前後)をアシストしてくれました。 御堂筋をはじめとする広大な道路と沿道からの途切れない温かい声援、そして大阪マラソンならではの豊富なエイド(給食)を楽しみながら、リラックスして距離を消化することができました。
【終盤 30km~ゴール】足裏の痛みと連戦の疲労…最後は「魔のガード下」を粘ってサブ4達成!
30kmを過ぎると、さすがに1週間前の京都マラソンによる連戦の疲れが出始め、右足裏の水ぶくれの痛みもじわじわと主張し始めました。また、ウエーブリベリオンプロ特有のアクの強さ(足首やふくらはぎへの負担)も終盤になって脚に効いてきて、一歩一歩が重くなってきます。
しかし、「ここまで粘ったのだから、絶対に行くしかない」と自分に言い聞かせました。 そして迎えた40km手前、大阪城公園手前の最大の難所「魔のガード下(V字のアップダウン)」。 周りでは足が止まったり歩き出したりするランナーが増える中、私はあらかじめ意識していた「歩幅を小さく、ピッチ(足の回転)を上げる」走法に切り替え、とにかく腕を振って耐え抜きました。 坂を登り切り、手元の時計を確認すると……まだサブ4圏内! 「ここで諦めたら今までの苦労が全部無駄になる!」とラストスパートをかけ、最後は必死の思いで足を前へ動かし続けました。 激痛と疲労を乗り越えて無事にゴールラインを駆け抜けた瞬間、先週の京都に続く2大会連続のサブ4達成(大阪マラソンでは2回目)となり、大きな達成感に包まれました。

レース結果と勝負ギア
私の大阪マラソン2025の公式記録です。
タイム結果
- グロスタイム:3時間59分18秒
- ネットタイム:3時間55分38秒
- 男女混合順位(グロス):9293位 / 31232人中
- 年代別順位(マラソン男子55~59歳):814位 / 3083人中
- 完走率:95.7%(フルマラソン)
完走メダル

今回投入した勝負シューズ:ミズノ ウエーブリベリオンプロ(初代)
今回の勝負靴には、ミズノのカーボンプレート入りエリート向けシューズ「ウエーブリベリオンプロ(初代)」を選びました。


初代を持っていて履かないうちに、2代目、3代目が出てきて、ここで慌てて初代で大会に出ました。やはりエリート向けのシューズでした。
大阪マラソン2025 ゴール後の正直な感想(運営面)
正直に言うと、ゴール後の導線と荷物受取はかなり混乱していました。
大阪城ホールまでの案内が分かりづらく、またホール内の荷物受け取りにも行列ができ、結局ゴールから荷物受け取りまで約2時間かかりました。

ネット上でも「昨年同様運営が改善されていない」という声が多く、残念に感じた部分です。
今後はぜひ改善してほしいポイントだと思います。
まとめ|大阪マラソンは記録狙い向きだが準備が重要
大阪マラソン2025を走って感じたポイントは以下の通りです。
- 比較的フラットで記録を狙いやすい
- エイドが豊富で補給に困らない
- 終盤の坂対策が重要
- ゴール後の混雑対策は覚悟が必要
不安を抱えながらの出場でしたが、無事にサブ4を達成でき、非常に思い出深い大会になりました。
また、この大会も休養十分で臨んだので、やはり休養は大事だと感じました。
これから大阪マラソンに挑戦する方の参考になれば嬉しいです。


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