アシックスの最新カーボンプレート搭載シューズ「マジックスピード4」を実際に自費で購入し、走り込んできたリアルなインプレッションをお届けします。
この記事を読めば、マジックスピード4が自分に合うかどうかを、5分で判断できる内容になっています。
ランニングアイテムは自費で購入しています。
本記事は実際に使用したうえでの個人の感想です。
結論|マジックスピード4は「3とは別物。練習からレースまで1足でこなしたい人」向けの万能シューズ
結論から言うと、マジックスピード4は「反発性と、前作(3)では足りなかったクッション性のバランスが非常に良い、日常の練習からフルマラソン本番まで対応できる万能シューズ」です。
実は、前作「マジックスピード3」のソリッドな硬さが少し苦手で、この4も最初は家に眠らせていました。しかし、来シーズンへのリベンジに向けて足を通した瞬間、少し歩いただけで「え、これマジックスピード? 3とは全然別物じゃない!」と衝撃を受けたのです。
なぜここまで履き心地が変わったのか、まずは前作(3)との決定的な違いから紐解いていきます。
マジックスピード4と3の決定的な違い
気になって構造を調べてみたところ、やはりミッドソールが劇的に進化していました。
1.ソールの厚み(ここが一番の変更点!)
マジックスピード3:36mm
マジックスピード4:43.5mm
厚みが大幅に増しました。抜群のクッション性を得た一方で、世界陸連や日本陸連の規定(40mm以下)を適用する公認レースでは公式記録の対象外となりますのでご注意ください。ただし、「陸連登録をしていない一般の市民ランナーが、公認・非公認レースでサブ4を狙う」という用途であれば、何の問題もありません。むしろこの厚みは大きな味方になります。
2.ソール構造と素材
マジックスピード 3:
どちらかといえば薄底を少し厚くしたような接地感。全面に「FF BLAST+」を採用。
マジックスピード4:
カーボンプレートを「FF BLAST+」で挟み、さらに前足部には最上位モデル(メタスピード)と同じ高性能反発フォーム「FF BLAST TURBO」を新採用。反発性が格段に向上しています。
3.用途と対象ランナー
マジックスピード 3:
軽量でキビキビとした操作性を好み、テンポ走やインターバルなどのスピード練習でしっかり足の裏で地面を掴みたい方向け。
マジックスピード 4:
クッション性と強烈な推進力を求めている方向け。厚みが増した分、ポンポンとラクに跳ねるような走りを体感したいデイリートレーナーから、サブ3〜サブ3.5を狙うシリアスランナーのレース・練習まで幅広くカバーします。
「もし、このマジックスピード4のクッション性に慣れた状態で、あの京都マラソンに出ていたら……」と、つい、たらればの想像をしてしまうほどの衝撃でした。
マジックスピード4の総合評価(5段階)
実際に使用したうえでの評価です。ミッドソールの厚みが増し、フロント部分の素材が変わったことで、走りの質がかなり変わりました。カーボンシューズとしては非常に扱いやすい印象です。
| クッション性 | ★★★★★ |
| 安定性 | ★★★★☆ |
| 反発性 | ★★★★★ |
| 推進性 | ★★★★☆ |
| フィット性 | ★★★★★ |
| 軽量性 | ★★★★☆ |
マジックスピード4 概要
※価格や在庫は時期によって変動する場合があります。
| 項目 | 内容 |
| 発売日 | 2024年7月25日(木) |
| サイズ展開 | メンズ 24.5cm ~ 29.0cm、30.0cm (通常スタンダード幅、ワイド幅の双方で展開) |
| 重量(片足) | 約242g(27.0cmの場合) |
| 定価(税込) | 18,700円 |
| 購入方法 | アシックス直営店、公式オンラインショップ、全国のスポーツ用品店、ECサイトなど |











実際に走って感じた3つのメリット
① クッション性・反発性が高く、走るのが楽しい!
マジックスピード3の「固さ」を知っている身としては、別物のクッション性と反発性です。足が着地した瞬間に絶妙に沈み込み、その後「FF BLAST TURBO」がポーンと前に押し出してくれる感覚があり、シューズの明確な進化を感じました。
② サブ4ペース(キロ5分30秒前後)での抜群の安定感
厚底になると横ブレが心配になりますが、ホールド感の強いアッパーのおかげで、サブ4目安となるキロ5分30秒前後の巡航ペースでも、全くグラつくことなく安定して淡々とラップを刻むことができます。
③ 信頼できるグリップ力とホールド感
雨上がりの濡れたロードでも、滑る怖さを感じることなくしっかり地面を捉えてくれました。フィット感が非常に高いため、急なカーブでもシューズの中で足がズレる感覚がなく、水ぶくれなどの足トラブルが起きにくい安心感があります。
デメリット・気になった点(正直レビュー)
ミッドソールが高くなった(43.5mm)ことで、カーブでの傾きに注意が必要
直進時の安定性は抜群ですが、スピードに乗ったまま急なカーブを曲がる際は、ソールの高さゆえにわずかに外側へ振られる感覚があります。タイトな折り返しなどでは、少しだけ重心を意識した方が安全です。
オートマチックな「強烈な推進性」は控えめ。ある程度の脚力は必要
私が横浜や松本で履いたミズノの「ウエーブリベリオンフラッシュ2」のように、勝手に身体が前に進むようなレーシングな推進力とは少しタイプが異なり、厚みが増した分、履くだけで勝手に身体が前に倒れ込むような過激な推進力はありません。前作より重量が約242g(27.0cm)とやや増したこともあり、後半までしっかりピッチを維持して「自分の脚力でしっかり転がしていく」意識は必要です。
サイズ感とフィット感
【筆者の足のデータ】
- 普段の実寸: 27.5cm
- 他社シューズのサイズ: おおむね27.5cm(ミズノ等も同様)
【今回の選んだサイズと着用感】
本モデルではレギュラー幅の「27.5cm」を購入しました。
結論から言うと、普段通りのサイズでジャストフィットでした。アシックスらしい、かかとから中足部にかけての包み込まれるようなフィット感が心地よく、靴擦れの心配を忘れさせてくれます。
実走レビュー(ジョグでの体感)
今回は京都マラソンでの足の痛みの反省を活かし、いきなり走るのではなく、「少し日常生活のウォーキングで足に慣らしてから」ファーストランに臨みました。
キロ5分〜5分30秒の少し速めのジョグで走ってみましたが、厚いミッドソールのおかげで、カーボンプレート入り特有のギクシャク感がなく、最初から素直に足になじんでくれました。
何度も書いている通り、マジックスピード3から大幅に進化したミッドソールのおかげで、走っていてとにかく楽しい一足です。反発力のおかげでポンポンとリズミカルに跳ねる感覚があり、これなら「来シーズンのフルマラソンでサブ4を確実に狙うための、強力な相棒(武器)になる」と確信できました。
日常のポイント練習から本番レースまで、コストパフォーマンス高く1足でタフに使い倒したいランナーには、自信を持っておすすめできる名作です!
マラソン大会には次のシーズンで投入します。その時の内容を記載予定です。
まとめ(現時点)
マジックスピード3の硬さが合わずに挫折した私にとって、今作の「4」はフルマラソンのサブ4リベンジを誓う、最高の相棒になってくれそうです。
……しかし、実は私の手元には、すでに最新作「マジックスピード5」の箱が。 我慢できずに未開封の5に足を通してみたところ、これがまた「3」とも「4」とも全く違う、衝撃の履き心地だったのです。
この「マジックスピード5」の慣らし運転とガチ実走レビューも、近日中にアップ予定です!4と5、どちらを買うべきか迷っている方は、ぜひ楽しみにお待ちください。






