ミズノのサブ4〜サブ3向けランニングシューズ「ウエーブリベリオンフラッシュ」シリーズ。 2026年現在、最新版は「3」が出ていますが、型落ちとなって「今、コスパ良く手に入る本格レーシングシューズ」として注目されているのが、今回ご紹介する「2」です。
私はこのシューズを相棒に、2024-25シーズンのフルマラソンで2回のサブ4を達成、さらに先日の東京マラソン2026でも実走しました。
「エリート向けっぽい独特な形状だけど、本当にサブ4ランナーでも扱える?」 「前作や最新作と比べてどう違う?」
と気になっている方に向けて、自費購入してガチで走り込んだ50代ランナーのリアルな視点から、履き心地やメリット・デメリットを徹底レビューします!
ランニングアイテムは自費で購入しています。
本記事は実際に使用したうえでの個人の感想です。
前作(フラッシュ1)から進化したポイントを徹底解説
ウエーブリベリオンフラッシュ2とは?特徴と基本スペック
| 発売日 | 2024年1月19日 |
| 重量 | 約245g(27.0cm・片足) / 約205g(24.5cm・片足) |
| ドロップ | 約1mm |
| スタックハイト | 後足部:約35mm / 前足部:約34〜34.5mm |
| サイズ展開 | 22.5~29.0, 30.0cm(※足幅3Eのワイドあり) |
| 価格 | 18,700円(税込)※型落ちのためセール対象の場合あり |
| 購入方法 | ミズノ直営店・オンラインショップ、スポーツ用品店、Amazonなど |
ウエーブリベリオンフラッシュ2写真
シューズ全体

シューズ左外側


シューズ左内側


つま先

アウトソール


初代フラッシュは普通のアウトソールでしたが、フラッシュ2になって、初代プロ、2代目プロと並んで、かかとをカットしたシューズです。内部のプレートはカーボンプレートではなくナイロンプレートなので、カーボンプレート入りのプロシリーズほど尖っていませんが、しっかりスピードを出せる万能型シューズです。特に「厚底カーボンシューズは硬すぎて抵抗がある」という人には、非常にバランスの良い選択肢になります。練習から本番まで使える“ちょうどいい一足”といえます。
写真左:リベリオンフラッシュ(初代)、右:リベリオンフラッシュ2

ウエーブリベリオンフラッシュ2の注目ポイント3選
・スムーズスピードアシスト:かかとが浮いた独特の形状であるミズノの独自機能「スムーススピードテクノロジー」を搭載しています。最上位の「ウエーブリベリオンプロ2」とほぼ同じフォアフット(前足部接地)への誘導と強力な推進力を、約半額の価格で体感できます。
・3層構造ミッドソール: トップミッドソールには、最上位モデルと同じ超高反発素材「MIZUNO ENERZY LITE+」を採用。さらに、カーボンではなくガラス繊維で強化されたナイロンプレートを挟み込んでいます。ガチガチのカーボンほど足脚への負担が強くないため、扱いやすく、クッション性と反発性を両立しています。
・レースからスピード練習まで幅広く使用可能:フルマラソン3時間〜3時間半(サブ3〜サブ3.5)を目指すシリアスランナーのレース本番用としてはもちろん、サブ4目標のランナーが「ここぞという時のスピード練習用(インターバルやペース走)」として使うのにも最適です。
ウエーブリベリオンフラッシュ2のサイズ感
サイズ感は普段選んでいるランニングシューズと同じで問題ありませんでした。足幅は標準的(2E)ですが、幅広ランナー向けにワイドタイプ(3E)も用意されているのがミズノの嬉しいところです。
ウエーブリベリオンフラッシュ(初代)からの進化点は?
前作から今作への進化は、マイナーチェンジではなく「フルモデルチェンジ」と言えるほど劇的です。
- ミッドソール(硬め → バランス型) 前作の「かなり硬めできびきびした乗り味」から、フラッシュ2は「反発+クッションのバランス型」へ。大きな進化を遂げています。
- 走行感(きびきび系 → 転がるロッカー感) 前作の接地して弾く「パチン」系の反発から、厚底+ロッカー構造による「転がるように前へ進む感覚」へ。より現代的なスーパーシューズに近い走り心地です。
- ソール形状(一般的 → 攻めたジオメトリー) 大きめのヒールカット(かかと削り構造)と強めの前足部ロッカーが採用され、明確に前傾を促す“スピード特化”の形状へ。
- コンセプト(独特なトレーナー → プロ系の下位モデル) 前作の「クセが強い独自路線」から、今作は「リベリオンプロ系のトレーニング&レースモデル」へと位置づけが明確になりました。
前作は正直好みが分かれるシューズでしたが、フラッシュ2はクッション・反発・推進力がバランスよくまとまり、格段に完成度が高まっています。
| 比較項目 | 初代(前作) | フラッシュ2(今作) |
| ミッドソール | 硬めできびきび | 反発+クッションのバランス型 |
| 走行感 | パチンと弾く | 転がるロッカー構造 |
| ソール形状 | 一般的 | 大きめのヒールカット(前傾促進) |
ウエーブリベリオンフラッシュ2を実際に履いて走ってみた[レビュー]
【練習ラン】30km走ってみた感想(ペース・走り心地)
ナイロンプレートのおかげか、カーボンプレート入りシューズに比べて足馴染みが早く、練習ジョグの段階から良い手ごたえを感じられました。
かかとを大胆にカットしてあるため、着地すると自然とミッド〜フォアフット気味になり、強い推進力を得られます。ペースを落として走ることも可能ですが、やはり本来の性能はある程度スピードを上げた(キロ5分前後〜それ以上)ときに最も発揮されると感じました。
慣らすために通勤でも使いましたが、かかとがカットされているので、電車が揺れると危ないかもしれません。
【大会ラン】レースで使ってみて分かったリアルな評価
東京マラソン2026で実走しました。
残念ながら2週間前の京都マラソンで痛めたケガが長引き、シューズのポテンシャルを100%発揮させることはできませんでしたが、ミッドソールの十分な厚みのおかげで、鬼門の30km以降もクッションがしっかり残ってくれました。膝へのダメージを最小限に抑えて完走できたのは、このミッドソールのおかげです。
ただ、実際にフルを走ってみて1点だけ気になったフットワークの特性があります。 かかとを大胆に削り落とした独特の構造(スムーズスピードアシスト)のせいか、スタート前にしっかりかかとを合わせて靴紐を結んでいても、走っているうちに遠心力と前傾の推進力で、足がだんだんつま先寄りにズレていく(前に突っ込む)感覚がありました。
対処法としてのポイント: このシューズを履く際は、通常よりも靴紐の最上部(足首に近い側)の穴を使い、アンクルロック(2つの穴を使って輪っかを作る結び方)などで足首周りをガッチリ固定してホールド感を高める対策をおすすめします。
昨シーズンの大会では、このシューズのおかげでサブ4を2回達成できている実績があるので(横浜、松本)、ポテンシャルは間違いありません。
ただし、私のようなO脚は、リベリオンフラッシュ2はかかと外側のエッジが効いているため、かかと外側の減りが早いかもしれません。最初に履いたリベリオンフラッシュ2は
・練習ラン
・フルマラソン:3本
でかかと外側が大きく削れ、ミッドソールが露出しました。O脚の方はフルマラソンで使用するのは2回が限界かもしれません。
メリット・デメリット(良かった点・気になった点)
最終的なメリットとデメリットのまとめです。
メリット
・反発と推進力が非常に高い
・ナイロンプレートのため足に優しく扱いやすい
・テンポ走からレースまで使える汎用性の高さ
デメリット
・ゆっくりジョグにはややオーバースペック(反発が強すぎる)
・独特なソール形状(ヒールカット)で好みが分かれる
・左右への安定性は万能型(サポート系)シューズに一歩劣る
ウエーブリベリオンフラッシュ2はどんなランナーにおすすめ?
おすすめできる人
・フォアフット〜ミッドフット気味で推進力を活かして走りたい人
・カーボンほど脚への負担が強すぎない「扱いやすい厚底」を探している人
・サブ4達成に向けた勝負シューズ、またはインターバル等の練習靴を探している人
あまり向かないかもしれない人
・サブ5〜キロ7分ペースなどでゆっくりジョグを楽しみたい人(反発が強すぎます)
・かかと着地(ヒールストライク)が強いランナー
・レース中の着地で強い横ブレサポート・安定感を求める人
まとめ:ウエーブリベリオンフラッシュ2はハマるランナーに最高の1足!
ウエーブリベリオンフラッシュ2は、前作から劇的に進化し、「扱いやすさ」と「スピード性能」を高い次元で両立した完成度の高い一足です。独特の形状から選ぶのに少し勇気がいるかもしれませんが、ハマる人には確実に強い武器になるモデルです。
サブ4〜サブ3を狙うなら、まず試してほしい一足。今なら型落ちで狙い目でもあるため、迷っているなら選んで大きく外すことは少ないモデルだと感じました。
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