特定の地点に設けられた通過制限時間のある場所。
今回もあまり前向きな言葉ではありません。
マラソン大会にはゴールに制限時間が設けられています。大会は多くが日曜や祝日に行われますが、道路を長時間通行止めにする必要があり、片付けの時間も含めると、運送業や沿道の店舗からはあまり歓迎されません。
そのため、ゴールだけでなく途中の所定の地点にも制限時刻が設定されており、そこを「関門」と呼びます。
この関門を制限時刻までに通過できないと失格となり、競技を続けることはできません。
失格になったランナーは、待機している収容車やバスに乗り、ゴール地点まで送られるのが一般的です。こうして少しでも早く道路を開放できるようにしているのです。
関門は、距離の区切りや収容バスが停められる場所などを考慮して設けられることが多いです。
大会翌日の新聞特集では、関門を通過できず悔しそうな表情を浮かべるランナーの写真が載ることもあります。
どのランナーにとっても、収容バスに乗ることだけは避けたいものです。