マラソンでは、途中で棄権すること
マラソンでは、途中で棄権することを指します。
あまり前向きな言葉ではありませんが、スポーツではどんなに順調でも、思わぬアクシデントで途中棄権せざるを得ないことがあります。
マラソンの場合は、大会スタッフにリタイアを申し出て、収容車やバスで荷物のあるゴール地点まで送ってもらうのが一般的です。
無理をして悪化させるよりも、思い切ってリタイアするほうが今後の競技生活にとっても良い選択になることがあります。
私自身、走っていて収容バスの中にランナーがいるのを見かけたことがあります。自分より速く走っていたはずの人がアクシデントでリタイアしている姿を見ると、やはり気の毒に思いました。
また、移動できないほど足を痛め、コース上やコースサイドで横になっているランナーを目にしたこともあります。そうした姿を見ると、やはり「無理は禁物だ」と痛感します。
一方で、私もある大会でハーフを過ぎたあたりで膝を痛め、そこから歩いたり走ったりを繰り返し、ひどいタイムで何とか完走した苦い経験があります。
今振り返れば、これは悪い例で、変な意地を張らず「ダメだ」と思った時点でリタイアすべきだったと感じています。