「いつかはフルマラソンを走ってみたい」
10kmやハーフマラソンに出場していると、自然とそう思うようになりました。
私自身も、2〜3シーズンほど大会に参加しているうちに、だんだんフルマラソンへの挑戦を意識するようになりました。
ちょうどその頃、さいたまマラソン(当時:さいたま国際マラソン)の制限時間が6時間に緩和され、さらに東京マラソンにも運よく当選。
「今なら完走できるかもしれない」
そう思い、40代後半で初めてフルマラソンに挑戦することを決めました。
ただ、当時は不安も大きく、
- 本当に42.195kmも走れるのか
- 途中で動けなくならないか
- 制限時間内にゴールできるのか
そんなことばかり考えていました。
練習|今思えば完全に我流だった
当時は現在ほどランニング情報も詳しく調べておらず、練習はほぼ自己流でした。
主に行っていたのは、
- ジムのランニングマシンで1時間走る
- 下半身中心の筋トレ
- 土日にまとめて練習する
という内容です。
通っていたジムのスタッフにも「フルマラソンに出る」と相談したのですが、マラソン経験のあるトレーナーはおらず、結局は自分で考えながら練習していました。
今振り返ると、
- 長距離走(LSD)
- 30km走
- ペース走
といった、フルマラソン向けの練習をほとんどしていませんでした。
それでも当時は「1時間走れれば何とかなるだろう」と考えていたのです。
初フルマラソン本番|緊張しながらスタートへ
そして迎えた大会当日。
フルマラソンでは申込時に「予想タイム」や「自己ベスト」を入力しますが、初マラソンだった私は当然記録がありません。
そのため、スタート位置はかなり後方でした。
周囲には経験豊富そうなランナーばかり。
初フルマラソンだった私は、とにかく緊張してスタートを待っていました。
そして号砲。
いよいよ42.195kmの挑戦が始まりました。
ハーフまでは順調だった
当時はハーフマラソンを何本か経験していたため、
「ハーフと同じ感覚で走ればいけるだろう」
と考えていました。
実際、ハーフ地点までは比較的順調でした。
しかし、問題はそこからでした。
初めて経験した「30kmの壁」
当時の私は、「30kmの壁」という言葉すら知りませんでした。
しかし30km付近になると、突然脚が重くなり、思うように前へ進まなくなりました。
周囲を見ても、
- 歩き始める人
- ストレッチをする人
- 足を止める人
が一気に増えていました。
「これがフルマラソンなのか…」
初めて42.195kmの厳しさを実感した瞬間でした。
そこからはタイムではなく、
「歩いてでも完走する」
ことだけを目標に切り替えました。
ゴール|とにかく完走できた
歩いたり走ったりを繰り返しながら、何とかゴールへ。
脚は完全に限界で、かなり疲れていましたが、無事に完走できた瞬間の達成感は今でも覚えています。
不思議なことに、ハーフ以降の記憶はかなり曖昧です。
それだけ必死だったのだと思います。
当時の装備を振り返る
今振り返ると、装備はかなり簡素でした。
シューズ
唯一しっかり準備していたのがランニングシューズです。
都内のMizuno直営店で足のサイズ測定をしてもらい、自分に合ったモデルを選んでもらいました。
今思えば、シューズ選びだけは正解だったと思います。

ウェア
ウェアは家にあったスポーツ用シャツとハーフパンツ。
ソックスもジム用をそのまま使用していました。
現在のように、
- ランニング専用ウェア
- 着圧ソックス
- 補給ポーチ
などは使っていませんでした。
スマートフォン
スマートフォンは持っていましたが、大会では使用していませんでした。
当時はランニングアプリの存在もよく知らず、GPS計測を使い始めたのは、コロナ禍のオンライン大会がきっかけでした。
時計
時計も普通の腕時計だけでした。
現在のようなGPSウォッチは持っておらず、ペース管理もかなり曖昧でした。
その後、Apple Watchを購入し、ランニング記録を取るようになりました。
今ならこうする|初フルマラソンの反省点
練習不足
今なら、まず初心者向けのマラソン本を1冊読んで、その通りに練習します。
特に、
- 長距離に慣れる
- 30km以降を意識する
- ペース配分を覚える
ことは重要だと感じます。
コース研究不足
当時は、
- コース図
- 給水所
- 給食ポイント
をほとんど確認していませんでした。給食所を見て「食べ物が置いてあるのか」と驚いたくらいです。
現在は事前に大会公式サイトを確認し、
- どこで補給するか
- 上り坂はどこか
- トイレ位置
までチェックするようにしています。
ペース配分
ハーフマラソンの感覚で走ったことが最大の失敗でした。
フルマラソンは、前半を抑えて後半に余力を残すことが本当に重要です。
エネルギー補給
当時はエナジージェルも持たずに走っていました。
30km以降はかなり苦しく、給食所のバナナに助けられました。
今では、
- エナジージェル
- 塩分補給
- 水分補給
を計画的に行っています。
まとめ|失敗だらけでも挑戦してよかった
今振り返ると、初フルマラソンは反省点だらけでした。
知識不足、練習不足、装備不足。
それでも完走できたことで、大きな自信につながりました。
そして経験を積み重ねるうちに、
- 練習方法
- 補給
- ペース配分
- シューズ選び
も少しずつ改善し、その後も走り続け、50代になって市民ランナーの目標の一つである「サブ4」も達成できました。
初めてのフルマラソンは不安も大きいですが、実際に走ってみることで得られる経験は非常に大きいです。
これから初フルマラソンに挑戦する方の参考になれば幸いです。


