50代になって初めて見えたサブ4、しかし。。。
日本最北端のマラソン大会について書いたので、今回は日本最南端のマラソンである石垣島マラソンについて書きます。
「最北端に出たのだから、最南端はどこだろう?」と調べたところ、石垣島マラソンだとわかり、エントリーしました。ちなみに最東端・最西端のマラソンは、地理的に参加はかなり難しそうです。
開催時期
例年1月半ばに行われます。第20回石垣島マラソンは2023年1月15日(日)に行われました。島に到着したときは1月とは思えない暖かさでした。
コース紹介
コース概要
石垣市中央運動公園をスタートし、戻ってくるコースです。
来年の第23回のコースを調べたら、第20回は逆回りでした。スタート後、島のにぎやかな地域を通って、西海岸を走り、ある程度走ったところで右折し、島の南部を縦断します。島の東部、空港付近を右折して国道を回り運動公園に帰ってきます。
攻略ポイント
島にありがちなアップダウンが西海岸、島を縦断するところにあるので、そこをどう力を出すか、力を抜くかがポイントです。
また私が参加した1月は、雨風が結構多いらしく、体力を持って行かれないように(後で書きますが持って行かれました)。
参加方法と準備
エントリー方法とスケジュール
一般は8月からRUNNETのサイトで申し込みできます。
その他ふるさと納税枠や振替用紙でも申し込みできるようです。
参加費と定員
2025年のフルマラソン参加費は8,000円でした(申し込み手数料含まず)。
石垣市民は少し安いです。
定員はあるのかわかりませんが、ざっくり1000人程度が参加します。
制限時間
7時間です。数か所に関門があります。
アクセス
羽田から石垣へは便数も多く、観光の島という印象を受けました。1月開催ですが、土曜日に現地へ向かう飛行機からは北海道とはまったく違う、鮮やかな海の青さに驚かされました。
前日、島に着くと空港では歓迎モードでした。

ちなみに帰るときはこうなっていました。

服装と持ち物
1月ですが沖縄なので、男性はTシャツorランニング+短パンで十分です。
気になる人は雨天用の準備(ポンチョなど)をご用意ください。
また普段着は出発地が寒いところが多いと思いますので、現地は暖かいから着脱しやすい服装が便利です。
大会当日の流れ
大会前日まで
大会前日に受付を行います。大会当日の受付は行いませんのでご注意ください。
空港からバスに乗って最寄りの停留所で降りてから、受付会場の石垣市中央運動公園まで少し歩きます。普通にヤギがいます。
大会当日
スタート時間が8時と一般の大会より早めなので、集合時間に気を付けてください。
スタート位置は自由に選べました。
マイレポート
大会当日は朝8時スタートと比較的早め。新シューズのデビュー戦です。
確かゲストランナーは川内優輝選手だったと思います。稚内の大会と同様、参加者はそれほど多くなく、できるだけ前方からスタートしました。川内選手は、スタート直後にあっという間に見えなくなってしまいました。
コースは「島ならでは」と言える厳しさがありました。市街地を抜けて西海岸に出ると、アップダウンやカーブが多いうえ、当日は雨風も強く体力を奪われました。
海岸線を右折して西から東へ横断する道も起伏が激しく、厳しい展開。
石垣空港付近に入った30km地点で時計を見ると、3時間を切っており、「初のサブ4が狙えるかも」と思い、何とか走り続けました。
しかし38kmを過ぎたあたりで突然足が動かなくなり、ここで「壁」にぶつかりました。その後は歩いたり軽く走ったりを繰り返すだけ。
それでも前半の貯金が効き、当時の自己新記録を更新できましたが、サブ4を逃した悔しさが残りました。
ゴール後、休憩所の体育館で横になっていると、地元の子どもがお菓子を売りに来ていました(笑)。そんな素朴なやりとりも、島の大会ならではの良さだと感じます。
レース後はもう一泊しました。夜の繁華街は観光客価格だったのでコンビニで済ませました。ホテルの人にも聞いたのですが、島の人が利用するスーパーマーケットは車じゃないと厳しいと言われ、ましてフルマラソン後の足で行く気に慣れません。
繁華街でネコを多く見かけました。人に慣れているのか私が近づいても全然逃げないで餌をねだっているようでした。いっぱいモフモフできました。
翌日「いつか必ずリベンジする」と心に誓い帰京しました。


参加賞・完走賞
参加賞はオリジナルデザインのTシャツになります。
完走賞は完走記念メダルになります。
また翌日の島内の新聞に全順位が載ります(笑)。もちろん私の名前もありました。
観光・グルメ
宿泊する人はだいたい島の繁華街に泊まるので、グルメには事欠きません。ただし観光客価格。
沖縄でコンビニはファミリーマートが首位です。そこでは物産展でもない限り買えないようなファミマブランドの「さんぴん茶」(沖縄で古くから親しまれているジャスミン茶の一種)や「シークワサージュース」などが置いてあります。
空港にも島の魚を使った寿司屋があります。私は空港で、南国の材料を使ったアイスクリームをいただきました。

まとめ
この大会で自己ベストは更新しましたが、結局サブ4には届きませんでした。しかし着実に力はついているのか、翌月の大会で初のサブ4を達成したので、決して無駄な大会参加ではなかったと思います。
この大会でのサブ4達成を誓って島をあとにしました。