運営の見込みが甘い、残念な大会でした
北海道マラソン2025が開催されたようなので、今回は3年前に参加した2022年大会を振り返ってみます。
結論から言うと、正直「もう参加したくない大会の一つ」になってしまいました。そして結果もサブ5に届かず、不本意なものとなりました。
開催時期
例年8月末に行われます。北海道マラソン2022は2022年8月28日(日)に行われました。
北海道といっても、8月はやはり暑い、東京よりはマシなレベルでした。
コース紹介
コース概要
大通公園をスタートし、戻ってくるコースです。
コースは札幌市内を走るため、10km手前付近のガード下(創成トンネル)他数か所アップダウンがある、ほぼ平坦なコースです。ただ8月開催のため、当時の私同様、身体ができていない方も多いと思います。
攻略ポイント
20km手前あたりの折り返しコースでしょうか。私は折り返しコースの自分より速い人とすれ違うのが苦手(自分より先にこんなに走っているのか)なため、ここで心が折れないように。
参加方法と準備
エントリー方法とスケジュール
一般は4月からRUNNETのサイトで申し込みできます。
それより前に出走権付き旅行プランの販売もあります。
参加費と定員
2025年のフルマラソン参加費は国内16,500円でした(申し込み手数料含まず)。
定員は20,000人です。
制限時間
6時間です。数か所に関門があります。
アクセス
北海道なので、道内の方以外は飛行機で移動になると思いますので、飛行機の手配をお忘れなく。
最寄りの空港は新千歳空港になりますので、そこから受付会場の札幌まで鉄道で移動の方が多いと思います。私は交通系ICカードが使えたので、運賃を見ないで入場して、札幌駅で引かれた額をみて「うそぉ」と驚きました。東京駅から羽田空港のノリで考えていましたが違ったようです。
服装と持ち物
8月開催なので、男性はTシャツorランニング+短パンで十分でしょう。
気になる人は日焼け止め対策をしてください。
大会当日の流れ
大会前日まで
大会前日までに受付を行います。大会当日の受付は行いませんのでご注意ください。
私は札幌駅から受付会場に向かいましたが、当時は受付会場までの誘導がなく、不親切に感じました。
大会当日
指定された時間までにスタートブロックに入ります。
人数が多いので、第1ウェーブ、第2ウェーブとスタート時間をずらしています。
マイレポート
いよいよ本番。コロナ明けで久しぶりのリアル大会、胸が躍りました。
しかし、10km手前にある創成トンネルは空気の流れが悪く、走っていて気持ちよくありません。抜けると市街地が続きますが、「北海道らしさ」はあまり感じられず、アップダウンもほとんど記憶に残っていません。
20kmを過ぎたあたりから試練が始まりました。北海道の8月は想像以上に暑く、給水所では多めに水を取っていたのですが、そこでボランティアの声が──
「水、これで終わりです」
え?まだ後続ランナーがいるのに…。
さらに折り返し区間に入り、反対側を走る前方ランナーの姿がつらく映りました。「折り返して戻れば、あそこのバナナが食べられる」と必死に走ったものの、到着するとバナナはすでに品切れ。30kmの壁と重なり、ここで心が折れました。記録証を見返すと、実際に30km以降から大きくペースが落ちています。
空腹に苦しみながら走っていると、前のランナーが沿道のセイコーマートに入っていくのを発見。「なるほど!」と自分も立ち寄り、飲み物を買って飲んで少し会話を交わしてからコースに復帰しました。
しかし心は折れたまま。加えて2022年シーズン最初の大会で調整不足もあり、終盤の北海道大学構内ではヨレヨレの状態。それでも何とかゴールにたどり着きました。結果はサブ5に届かず、悔しい記録です。
ゴール後の撮影スポットで並んでいた際、常連参加者の方から「今年は例年より参加者を増やした分、給水や給食が足りなくなったらしい」と聞きました。どうやら運営側の見込みが甘かったようです。
こうして、コロナ明け初の大会は悔しい結果に終わりました。ただし学びもありました。
「補給食は自分で用意しておくこと」──これは次回以降に必ず活かそうと思いました。
大会後は札幌にもう一泊して、翌日の昼便で帰京。ちなみにSNSでは「折り返し地点でショートカットしたランナーがいた」という投稿も見かけました。そんな一幕も含め、多くのことを学んだ大会でした。

参加賞・完走賞
参加賞はオリジナルデザインのTシャツになります。
完走賞は完走メダル、フィニッシャータオルになります。
その他ゴール後に北海道の米などをもらった記憶があります。
観光・グルメ
会場は北海道の中心、札幌なので、美味いものはたくさんあります。
いつも通り日曜早朝に起きてウオーミングアップをしていたら、宿がすすきのにあったので、早朝というより深夜は終わらない感じでした。
帰りに新千歳空港で、北海道の牛乳を使ったソフトクリームや、鮭を使った空弁を購入しました。空弁も肉系、魚系が数多くありました。


まとめ
おそらくこの時の運営方法を反省して、現在では改善されたと想像します。
しかし一度苦い経験をしたため、気が向かない限り参加しないと思います。
「東京マラソンと同じコースが走れる」が売り文句だっただけに非常に残念でした。