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【湘南国際マラソン2025完走レポ】50代サブ4挑戦ランナーが教えるコース攻略と「魔の路面」対策

Fuji 大会レビュー

結論:3度目の挑戦でした。しかし折り返し以降の後半が甘くない大会でした。

湘南国際マラソンは、美しい富士山と海岸線を望むフラットで魅力的な大会ですが、実はランナーを悩ませる「独特の罠」がいくつも潜む、決して甘くないコースです。

この大会で好タイムを出す人もいれば、私のように「30キロの壁」にぶつかる「鬼門の大会」の人もいます。

今回、3度目の挑戦として「湘南国際マラソン2025」を走ってきました。結論から言うと、この大会には以下の3つの大きな特徴があります。

  • コース自体はおおむねフラットだが、折り返し地点20km以降の後半がきつく感じた
  • 天気によっては海沿い特有の「風」の影響をダイレクトに受ける
  • 「マイボトル・マイカップ必須」という日本一エコで特殊な給水ルールがある

本記事では、3回の出場経験と今回のリアルな失敗談をもとに、初めて湘南国際に出る人や、フルマラソン初心者に向けて「コースの難易度」「攻略のポイント」「当日のリアルな混雑対策」を詳しく解説します。

湘南国際マラソン2025 概要

開催日2025年12月7日
スタート時間9時(整列締め切り 8:00)
制限時間6時間
参加費15,000円(手数料含まず)
スタート/ゴール大磯ロングビーチ
スタート地点のアクセスJR東海道本線 大磯駅か二宮駅から会場までのシャトルバスを利用すれば行きも帰りも運行しています。

湘南国際マラソン2025 コース紹介と「3つの攻略ポイント」

コース概要

西湘バイパス上の大磯東インター付近からスタート。バイパスを江の島方面へ向かってまっすぐ走り、江の島入り口で1回目の折り返し。来た道を戻り、今度は西湘バイパス二宮付近で2回目の折り返し。最後は大磯東インターで降りて、大磯ロングビーチのゴールを目指す「2つの折り返しがある往復コース」です。

Shonan

3回走ってわかった!湘南国際のリアルな攻略法

【超重要】数キロごとに変わる!? 「魔の路面変化」に注意

「バイパスだから綺麗なアスファルトだろう」と思うのは大間違いです。実は区間ごとに路面が目まぐるしく変わります。

  • 通常のスムーズなアスファルト
  • 道路が削れないように砂利が混ざった硬い路面
  • 足裏への衝撃が強いごつごつした路面

この細かな路面変化が、後半にランナーの足首やふくらはぎをジワジワと痛めつけます。足首に不安がある方や、足裏が痛くなりやすい方は、クッション性の高いシューズを選ぶのが鉄則です。

「フラット」の言葉に騙されない。地味なアップダウン

高低差チャートでは平坦に見えますが、海沿い特有の橋のアップダウンや、バイパスの絶妙な傾斜(バンク)がじわじわと脚を削ってきます。平坦だからと前半に貯金を作りすぎると、25km以降の折り返しで確実に失速します。

湘南名物「マイボトル・マイカップ給水」の立ち回り

この大会には紙コップの給水がありません。ランナーは必ずマイボトル・マイカップを持参し、200mごとに設置された給水所でセルフ給水を行います。
水分を満タンに補給しすぎるとボトルが重くなり、走りのバランスを崩す原因になります。「次の給水所はすぐ来る」と割り切り、マイボトルに入れる量は常に「次の2〜3km分だけ」と少なめにキープするのが、重さで体力を削られないコツです。

また給水所が200mごとにあるので、これが距離感をバグらせます。後半で失速したランナーには「え、まだ200mしか走っていない?」とたびたび感じるようになります。

エントリーと当日の準備

エントリー方法

2025年大会は4月5日(土)20:00 〜 9月21日(日)23:59までの先着順申し込みでした。人気の大会なので、来シーズン出走を考えている方は4月のエントリー開始日にアラームをセットしておくことをおすすめします。

服装と持ち物(12月開催の注意点)

12月開催ですが、天気が良いと日差しが遮るもののないバイパス上はかなり暑くなります。今回は半袖Tシャツと短パンで十分でした(参加賞でノースリーブを選ぶことも可能です)。紫外線が強いので気になる人は日焼け止めは必須です。

またこの大会は環境にやさしいことをうたっているので、給水所には一般の大会で見られるような紙コップによる給水はありません。マイボトルまたはマイカップを持参して、それでランナーは給水を行います。私は京都マラソンでもらった折り畳み式のマイカップを持参しました。

【実録】大会当日の流れと「通勤ラッシュ以上の大混雑」

大会前日まで(前日受付はなし)

アスリートビブス(ゼッケン)、計測タグ、参加賞Tシャツは事前に自宅に郵送されるため、前日受付のために現地へ行く必要はありません。

朝の混雑:平塚前泊でも油断大敵!

私は当日朝の移動ストレスを避けるため、JR平塚駅近くに前泊しました。ホテルはランナーだらけです。 当日朝、余裕を持ってホテルを出て平塚駅から大磯駅に向かう電車に乗ったところ、朝の通勤ラッシュを遥かに超える超・満員電車に遭遇。大磯駅ホームは人、人、人で埋め尽くされます。

未来の出走者へのアドバイス 「前泊しているから大丈夫」と過信せず、予定よりも30分早く動くことを強くおすすめします。

※なお、当日は東京駅からこの大会のための臨時特急が往復で走ります。当日東京方面から現地に向かう方、終わってから特急のいいシートで座って帰りたい方は利用するのも良いでしょう。

大磯駅からはシャトルバスで会場の大磯ロングビーチへ。大磯ロングビーチからは朝日を浴びた美しい富士山が見え、テンションが上がります。

Fuji
Sunrise

8:00整列締め切りは早すぎる?

会場で着替えとトイレを済ませ、指定されたCブロックへ。整列締め切りは朝8:00(スタート1時間前)です。 正直、12月の朝に1時間立ちっぱなしで待つのは身体が冷えます。さらに、8:00を過ぎてから上位ブロックのランナーが脇をわさわさと通り抜けていく光景もあり、運営面で少し慌ただしさを感じる部分でした。

ガチマイレポート:高級シューズ「メタスピードエッジパリ」を投入した結果…

3回目の参加となる今年こそ、サブ4めざしていきたいところですが、まだ右足首が本調子ではないのが不安でした。

C
start

今回、アシックスの最上位レーシングモデル「メタスピードエッジパリ」を実戦初投入しました。

結果から言うと、これが最大の失敗の原因でした。

折り返し地点の江の島入り口(約18km付近)までは、シューズの圧倒的な反発力・推進力のおかげで非常に順調にラップを刻めていました。しかし、20kmの後半に差し掛かったところで足に異変が起きます。

最上位のエリートモデルは、それ相応の「強い脚力」を求められます。持病の右足首靭帯の痛みに加え、湘南特有の「ごつごつした硬い路面」の衝撃を、私の脚力ではメタスピードの反発に変えきれなくなってしまったのです。

さらに前半にシューズの良すぎる推進力で体力を使い果たしていました。

25km以降は一気に試合終了。スピードはガタ落ちし、昨年(2024年)は、「シューズのミッドソールの寿命」で苦しんだ時以上に、新品のはずのシューズが重く感じられました。

そして200mごとの給水所の給水タンクが太陽の光を受けて、だんだんぬるくなってきて、あまり給水したくなりませんでした。

痛烈な教訓

「持っているから」という理由だけで、自分の身の丈(サブ4目標)に合わない上級者向けカーボンシューズを一発勝負で投入してはいけません。実績のある、扱い慣れた相棒(ノヴァブラストなど)で挑むべきでした。

何とか根性でゴールまで足を動かし、今年も無事に完走だけは果たしました。

Goal

湘南マラソン2025 結果

・グロスタイム:4時間27分12秒
・ネットタイム:4時間24分13秒
・種目別順位:6238位/13573人
・総合順位 :6934位/16142人

湘南国際マラソンの参加賞・完走賞

参加賞: 事前に選べるデザインTシャツ、またはノースリーブシャツ。
完走賞: 完走メダル(かなり小ぶりでペンダントに近いサイズ)と、名刺サイズの完走証。

正直、完走賞に関しては他の大型大会に比べると少し物足りなさを感じるかもしれません。しかし、あれだけ充実したエイド(給水所)を200mごとに維持してくれている環境対策費へのしわ寄せと考えれば、納得のクオリティです。

medal

まとめ:湘南国際マラソンは「鬼門」か「リベンジの舞台」か

3回目の湘南国際マラソンでしたが、今年も「路面状態の相性」と「シューズ選びの失敗」により、苦いレースとなりました。

ただ、あのどこまでも続く湘南の海と富士山の絶景、そして環境に配慮した最先端のマイボトル運営は、一度は体験する価値のある素晴らしい大会です。私にとって湘南は完全に「鬼門」となってしまいましたが、来年リベンジするかどうかは、足首の回復と相談しながらじっくり考えたいと思います。

ボランティア・スタッフの皆様、最高のサポートをありがとうございました!

余談

翌週は、10マイル(16キロ)のレースでした。この距離ならと再度メタスピードエッジパリを投入したところ、雨の中、反発と推進を最後まで維持できて満足いくタイムでした。

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