松本マラソン(フル)は、第1回大会からすべて申し込みを行い、「実際に出走できた(後述します)」大会にはすべて参加してきた大会でした。
しかし、2024年大会での不正会計(実際は赤字にもかかわらず黒字と発表していた問題)が発覚したため、2025年大会は中止、さらに大会そのものが終了するという、非常に残念な形で幕を閉じました。
ここでは最後の開催となった2024年大会を中心に、これまでの松本マラソンを忘備録として振り返ってみたいと思います。
第1回大会:2017年10月1日開催
フルマラソンを始めて2シーズン目の大会で、当時はタイム短縮よりも「完走すること」が目標でした。
第1回大会ということもあり、地方大会としては参加者も多く、賑わいのある大会だった印象です。
私は無事完走しましたが、とにかく苦しかった記憶しか残っておらず、この時点では「このアップダウンの多さが、後にエリートランナーから敬遠される大会になる」とは思ってもいませんでした。
第2回大会:2018年(中止)
前日に松本入りし、ホテルにチェックイン後、18時頃に松本城を見に行こうと散歩へ。
散歩から戻ると、荒天による大会中止の発表がありました。
現地入りしてから中止を知った大会は、今のところこれが最初で最後です。
翌日は天候悪化を考慮し、ホテルで早めに朝食をとり、8時ちょうど発の「スーパーあずさ2号」で帰京しました。
第3回大会:2019年10月6日開催
この年は無事に開催されました。
スタート地点でゼッケンに印のある人とない人がいることに気づき、不思議に思いながらスタート。結果は無事完走です。
この印は、第2回大会に申し込んでいたランナーの目印で、ゴール後には第3回大会のメダルに加え、第2回大会分のメダルも配布されました。
廃棄コストを考えれば、合理的な判断だったのかもしれません。
第4回大会:2020年(中止)
この年は2月の京都マラソンを最後に、新型コロナウイルス感染拡大の影響で全国の大会が次々と中止となりました。
松本マラソンも例外ではなく、中止となりました。
第5回大会:2021年(中止)
開催に向けて動き出したものの、豪雨災害によりコースの一部が崩壊し、再び中止。
コロナ禍に加え、自然災害にも翻弄される大会となりました。
このころから松本マラソンを「呪われた大会」などとSNSで見かけるようになりました。
2022大会:2022年11月13日開催
この大会から「第◯回」ではなく西暦表記に変更されました。
また、この頃から毎年コースの見直しが行われるようになります。
大会自体は無事完走しましたが、帰路の特急電車が感染源と思われ、数日後に新型コロナウイルスに感染しました。
そのため、翌週に控えていた神戸マラソンは欠場となりました。
2023大会:2023年11月12日開催
SNSなどでの参加募集告知が増えたのが、この頃から印象に残っています。
コース変更や、エイドでの蕎麦・おやきなど長野らしい工夫も見られ、参加者増加への努力が感じられました。
しかし当日、人気大会である岡山マラソンと日程が重なっていることが分かり、参加者数は減少傾向にあるように感じました。
この大会で強く記憶に残っているのは、目の前に立ちはだかった長い登り坂です。「こんな坂を登るのか」と、心が折れかけました。
2024大会:2024年11月10日開催
参加募集の告知頻度は前年と変わらず、この年もコースの見直しが行われました。
前年のような強烈な登り坂はなく、歴代の中では比較的マイルドなコースだったと思います。
とはいえ、ここは松本。国道19号線が使えればフラットになりますが、地方の幹線道路を長時間封鎖すれば苦情が出るのは避けられません。そのため、どうしても裏道中心のアップダウンあるコースになります。
この大会ではシューズ選びがうまくいき、前半は良いペースで進めました。しかし終盤に入ると徐々に失速。
ゴールが近づき時計を見ると、サブ4が見える位置でしたが、ラスト2kmで足がつり、痛みとの戦いに。
ゴールタイムは4時間16秒。
「なぜ、あと17秒縮められなかったのか」という悔しさだけが強く残りました。
ネットタイムではサブ4だったため、まさか松本でサブ4に手が届くとは思っておらず、うれしさと悔しさが半々の複雑なゴールでした。
そのため、2025年大会でのリベンジを誓っていたのですが、冒頭の通りとなりました。

松本マラソン 最後に
近年、松本に限らず、全国各地で大会の終了や規模縮小の話を耳にします。
宿泊施設の問題や、松本のような難コースが敬遠されるケースもあるようです。
松本は、学業の都合で1年間だけ住民だった思い出の街です。
松本マラソンは里帰りを兼ねた大会でもあっただけに、この結末は非常に残念です。
ただ、静岡マラソンのように、一度終了を宣言しながら復活した例もあります。
いつかまた松本マラソンが戻ってくる日を、静かに待ちたいと思います。
